2012年 05月 01日
ゴールデンウイーク前、ニュービートルが、突然のエンジン始動不良で入庫しました。 「出掛ける時は、問題が無かったが、出先で所用を済ませて帰ろうとするとエンジンが掛からない。」との事。 緊急出動でレスキューに向かいました。 が・・・ セルモーターは正常にクランキングをするのですが、エンジンが始動しません。 お客様にお願いして、任意保険のレッカーで弊社に搬送して頂きました。 2000y VW NewBeetle お客様の趣味で、ヘッドライトのアイブロー(まぶた)でガチャピン顔にしてあります。 控え目なリヤスポイラーが、カッコイイですね。 そんな事は、いいとして、早速診断です。 弊社では、『BOSCH KTS550』という汎用テスターを使用しています。 ニュービートルの診断ソケットは、ここにあります。 診断結果を見ると・・・ 幾つかの故障コードが記憶されていましたが、その中で一番怪しいのは『エンジンスピードセンサー信号なし』というものでした。 他の故障コードは、エンジンが掛からなかった事によって記憶されたものと判断できました。 実際、『エンジンスピードセンサー』抵抗値を測定してみると無限大になっています。 まず間違えないので、『エンジンスピードセンサー』を交換します。 赤〇の部品が『エンジンスピードセンサー』です。 左が新品部品ですが、見た目には解りませんね。 『エンジンスピードセンサー』は、文字通りエンジンの回転をコンピューターに知らせている部品です。 『エンジンスピードセンサー』からの回転信号が無いと、コンピューターはエンジンが回転していないと判断して、点火をさせず、燃料も出しません。 当然、エンジンは掛かりません。 部品交換をして、エンジンを始動させると、正常に掛かります。 車輌コンピューターの故障コードの記憶を全て消して、テスト走行&再始動の確認をします。 最後にもう一度、診断機で故障コードが記憶されないかどうかを確認して修理完了です。 後は、1年間交換していないエンジンオイルを交換。 そして、ヘッドライトが点かないとの事で、バルブ(電球)の交換です。 この車、ヘッドライトを外さないとバルブ(電球)の交換が出来ません。 (デザイン重視の車だから仕方ないか) VWビートルも最近新しく『The Beetle』が発表され、予約注文が始まりました。 形は、いいとしても、もう少しサイズを小さく出来ないものでしょうか? 可愛くないと思うのですが・・・? それに、ビートルが便利で快適では、『らしく』ない気がします。 人間が、古いですかね~???
by gas-tuti
| 2012-05-01 21:51
| 整備
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